昨年 石塚元春ニュースマンに出演し愛犬の社会化促進に付いてお話をさせて頂きました。
収録語のフリートーク
CBCラジオによれば 結構問い合わせなどもあり反響は有ったと聞いていますが・・・・
腕白フィールドへの直接の問い合わせは・・・・残念ですが少なかったです。
今回はCBCテレビの取材依頼が来ました 取材内容は同様に「愛犬の社会化に付いて」です
昨日 取材にあたり 事前取材を受けました
1.何故愛犬の社会化促進を呼びかける様に成ったのか 経緯など
2.愛犬の社会化が必要な訳 どんな影響が有る
3.愛犬に社会化を学ばせる方法・手法は? 群れから学ぶとは?
4.社会化の有る愛犬と、社会化に乏しい犬との違いは
5.啓蒙を続けて 反響や周知の度合い 現状は?
などなどでした・・・
事前取材4.5.は実際に見て頂かないと解り辛いと言う事で 後日改めて1月28日(土)施設に通うワンコ達を見て頂く事に成っています
施設に通う ワンちゃんのパパやママに参加して頂きたく 呼びかけをする為に 以前の問い合わせの時点で日程を事前に決めていました(沢山のワンちゃんが集ってくれると良いのですが)
このブログでも 腕白ファーム&フィールドのブログでも 幾度と愛犬の社会化の必要性を書いて来ました
愛犬の社会化 社会化の基礎 群れでのルールとマナーは犬や人の集まり 群れから学ぶが基本
その 基と成るのが家庭(家族単位の群れ)でのルールとマナーの学習 習慣学習(パパやママの真似)が基本
子育てと同様に 生れてから家族でのパパやママお子様との関係こそ 基礎学習となり 保育園で他の子供さんや保育士さんとの関わりで社会化を学ぶ様に
愛犬も 先ずは家庭でルールとマナーを学び 愛犬の保育園でも有るドッグランで 他のパパやママ事と関わり 他のワンちゃんと関わりルールとマナーを学び 社会化を付け次に進む訳です 育犬ですね
内閣府の国民調査では 動物が好き飼育をしたいと思われる方は、約7割以上の方が回答
しかし 飼育環境や実際に飼育となると難しいなどを理由に 飼育者は約3割が現状です
従って 動物を苦手・嫌いと言う方が約3割 どちらでも無い・好きだけど飼育は出来ないと言う方が約4割 動物が好きで飼育をしている人が約3割と言う事に成ります。
奇麗に分付しています 動物愛護となれば約7割が賛成 人優先となれば約7割が支持 どちらも支持や賛成される方が居る為 常に結論は出ない 有る意味平行線に成る訳です
しかし 問題は飼育者の3割の方の 飼育意識の格差が大きな問題なのです
内閣府の意識調査でも 飼育者の中で生涯飼育を考えられている方が 全体の約3割 その他の方は飼育困難に成ったら 譲渡や愛護センター保健所に委ねると回答されています。
市場調査でも 飼育者の方でドッグランを活用される方は 飼育者数の1割程度 その他の方は日々の散歩や近隣の公園・河川敷などで出会う他の犬との交流のみと言う事に成ります。
ルールやマナーの存在する施設 ドッグランに通うワンちゃんは 全体の1割にも満たない
しかも ルールとマナーが曖昧な 無料ドッグラン施設や場所貸し有料ドッグラン(固定した管理人不在・先住犬不在・・近くの子供が集る公園の様な場所)を利用する人が大多数
明確に管理された有料施設(飼育管理士・先住犬が居る場所)ドッグランや仮称犬の保育園等を利用される方は飼育者全体の0.2割程度なのが現実です。
愛犬の社会化が大切な事は・・・何か
普通に何も無い平時 普段生活においては然程必要性を感じられないと思われる方が 圧倒的に多いように感じます
犬は本能的に 飼育者との依存関係を持つ動物(人と犬との共生の歴史)なので 特に訓練などをしなくても、関わり方を誤らない限り 飼い主を(世話をしてくれる・家を与えてくれる・餌をくれる人)認識し 従順(依存)に成ります。
確かに 普段の生活では 特に問題を感じない方が多い・・・・しかし
平時で言えば 若し手綱が外れた 家から飛び出したとしても 迷子に成っても 人に頼る 他の犬に頼る事を知っていますから パパやママと逸れたと他の人に頼り直ぐに保護されます
しかし 社会性の乏しい子は 知らない人に頼る事を知りません 社会化が乏しく依存度の強い子は知らない人が近づくと 隠れたり逃げたりしてしまい なかなか保護されない事にも成ります
社会化に問題の有る子は 時に自己防衛の為 近づく人や他の犬に威嚇したり 噛み付いたりしてしまい 保護が困難に成ります
若し 万が一 大規模災害が発生 有事の時 避難生活を余儀無くされた場合 避難所には保育園等で社会化を身に付けて居無い 社会のルールやマナーを知らないワンちゃん達が溢れる事に成ります
避難所が同伴避難が可能であれば 飼育者パパやママに守られ 社会化が乏しくても 依存度があれば信頼関係が有れば パパやママの傍で居られるでしょう
しかし 現況は同行避難 飼育犬は建て屋(避難場所の体育館)の外にゲージや係留が基本 飼育者のパパやママと一緒に生活は出来ません
十分な社会化の有る子は その状況を判断し 波長の合う子 年齢の近い子 社会化の有る子と寄り添い我慢する事も可能ですが
社会化の乏しい子は 不安が増しパニックに成る事も有るでしょう 更に飼育者との信頼関係の乏しい子 社会化に問題の有る子は 自己防衛心が強く働き 威嚇行動や時には係留綱を切り逃走する事も考えられます
訓練士やドッグトレナーに習い 訓練や躾けをすれば・・と思われる方も多いでしょう
訓練とは条件反応を習慣学習で教えます 良く見るのがトリーツ(おやつ)訓練です 何かをすればご褒美におやつがもらえる 所謂動物調教の基礎を学び 調教師の真似事をする訳です
訓練された調教士・訓練士には容易な事であっても 素人には難易度が異なります 先生の言う事は聞くけど 本来の飼い主の指示にはなかなか答えない・・・と言う事も良く耳にします。
理由は簡単 指示を出すタイミングと 安定した指示が出せるかです。
愛犬の訓練より 先ずは指示者(飼い主)が 指示を出すタイミングと冷静な判断 明確な指示を出せるように学ぶ必要が有るのですが 訓練士やトレナーに頼る為 指示者が学んで居無いから 曖昧になります。
人の子で言えば生後半年足らずの子供に 英才教育を依託するようなものです
一般家庭では生後から3歳頃まで 保育園に入園するまでは 母親や父親が手本となり 日々の生活習慣を教えますよね
幼少期の子供さんは 親やお兄ちゃんお姉ちゃんのする事を真似て学習をします そうやって生活習慣を学び そして保育園で多くの仲間と遊び 社会のルールとマナーの基礎を学びます
犬育も子育てと同様に パパやママが、言って聞かせ やって見せて やらせてみて 誉めて学ばせる事が基本で 保育園(飼育管理士と先住犬)の居る環境で社会化 社会(群れ)のルールとマナーを学ぶ事が必要と思います