2022年10月13日

愛知県 整備検討へ調査 VOL2

前回 「愛知県 整備検討へ調査」へ乗り出した・・・と言う記事を書きました。

しかし 考えると考えるに・・・もやもやが・・・・・増えるばかり・・・

前回も書きましたが 家庭で飼育されている数は 国の推計飼育頭数
犬:890万3千頭、猫:964万9千頭。
犬猫の飼育家庭は 全世帯数の 22.42%と考えると 5世帯に1世帯は 犬か猫の飼育世帯となります

愛知県の子供の数は 約1018,000人 
未就学児童はその約3割 約340,000人 
対し愛知県の登録犬数は432,025頭・・・
未就学児童数より多い位に成ります ・・・

では 災害時の避難所として解説される場所は・・・公の小中学校になります
2021年5月1日現在愛知県内の学校数は、
小学校の学校数は970校、児童数は405,839人
中学校の学校数は439校、生徒数は209,151人
小中学校の総数は 1409校 ですが 私立も含まれるのかな?

全学校が避難所として使用されると仮定すると・・・
愛知県の登録犬数は432,025頭/小中学校の総数は 1409校 ですから 一校当りの犬猫数は・・・306匹
被災の状況で異なりますが 最大に被害の大きい場所では この数の 犬猫に加え 鳥や兔、リス、ねずみ等の小動物も同行避難する事に成ります。

この割合で 各地の避難所には 同行避難のペットが 集る訳です
この数の ペットを同伴避難(建て屋内に一緒に生活)を想像出来るのか・・・が不安

仮に 同行避難が出来たとして・・・・
飼育者意識(コントロールや生活レベルのしつけ)には大きな差があります
更に 飼育犬猫の社会性はどうか・・他の人や犬猫に対して 更に他の小動物に対しての反応は?
ドッグランや町の公園、広場で 他の人や犬達と交流を深め 飼育者意識が十分で 社会性を養っている犬猫の割合は・・・多分2割程度

多くの飼育者は 有る程度の飼育意識は有る 家の子は程ほどに社会性が有る・・・と思われているでしょうが それは近所付き合い程度の社会性であり 広い社会においての社会性とは言えない
未就学児童が 保育園に行く前 近所のお友達と楽しく遊んでいるから大丈夫・・・と思っても
保育園には 一度も会った事の無い子供さんが沢山います 更に近所の仲良しさんが 同じ保育園に通うという事も半数程度でしょう・・・子供さんが保育園に馴染むまでには 数日掛かると思います。
同様に 避難所でも同じ光景になります

現在の 環境省推奨は 災害時は同行避難です 避難所の雨風を凌げる場所に 係留若しくはケージで 建物内での同伴は その地域毎によるに成っています。
それは 建物内に犬猫 強いては小動物が人と混在しての避難生活が予測できないからです。

従って実際に 何処かモデルケースを定め 市民に呼び掛け多くの参加者を募り 飼育者・日飼育者・子供さんも含め 同伴避難訓練をして あらゆる問題点を洗い出し精査し 徹底的に対策をしない限り・・・現実は見えないと思います。

調査を始めた・・・と言うけど 声を上げた程度 
調査しているよ〜と言う アクションを見せるに過ぎないのでは と思ってしまうのは私だけでしょうか・・・

 
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posted by seikenjyuku at 09:06| Comment(0) | essai エッセイ
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