2022年09月05日

大規模災害 愛犬をどう守りますか Vol-4

では どうすれば理想のペットと共生可能な街造りが出来るのか・・・

国の推計飼育頭数 犬:890万3千頭、猫:964万9千頭。

  世帯数  飼育世帯率 世帯数  頭数  飼育頭数
犬 56,614.0 12.64%  7,154  1.24  8,903
猫 56,614.0  9.78%  5,539  1.74  9,649
(単位:千)
犬猫の飼育家庭は 全世帯数の 22.42%と考えると 5世帯に1世帯は 犬か猫の飼育世帯となります
必然と 災害時には その割合の避難者が同行避難して来ることになります。
避難所の外には その数の飼育犬や猫が溢れる事になります。

災害時に限らず平時 普段から街中には 全世帯の2割弱の飼育世帯が居る訳ですよね
この数は 子育て世帯は1173万4千世帯で全世帯の23.3%を占めています。
このうち、子供が1人いる世帯と2人いる世帯はそれぞれ520万2千世帯と493万7千世帯で、全世帯と子育て世帯に占める割合はそれぞれ10.3%、44.3%と9.8%、42.1%だそうです

2021年4月1日現在におけるこどもの数(15歳未満人口。以下同じ。)は、前年に比べ19万人少ない1493万人。
男女別では、男子が765万人、女子が728万人となっています。

15歳未満の子供数 1493万人 飼育犬猫は1269万匹 
世帯数でも 子育て世帯は23.3% 飼育世帯は22.4%
粗同じ数といえると思いますが 犬猫以外にも 小動物(鳥・鼠・栗鼠・兎など)や爬虫類を含めると 育児世帯より間違いなく多くなります

子供には保育園や小学校など 教育を受けられる環境が整備されています しかし 飼育犬や猫に関しては何もありません
飼育犬に関しては ペットショップやドッグトレナーも存在しますが 義務教育でもなく任意のビジネスモデルのみです
飼育犬猫の学びの場と言うものでは無く 飼育者の飼育法を学ぶ場さえ在りません

災害時のペット同行避難 同伴避難を整備するには 何から始める必要があるか・・・
それは 飼育者の飼育法を学ぶ環境整備が 最優先と考えます
現に 災害時のペット救護対策ガイドライン 災害時は基本ペット同行避難と言う指針を知らない飼育舎が多い事が問題と思うからです。

しかし そう言った環境を整備する為には多大な費用の捻出が皆無 税金が必要になります
飼育ペットの域を何処までで線を引くか・・・
例えば 1種 犬や猫 2種小動物(1s未満) 3種爬虫類と区別を分け 課税対象にする
所謂 ペット税ですね やはり環境整備するには 非飼育世帯数の割合 飼育を希望するが飼育できない家庭を除き 非飼育者にとっては この政策はある意味税金の無駄使いになり得ますから 飼育者の負担は必要と思います。
飼育開始時に登録を行い 毎年ペット税を納める 県民税 住民税の用に 住ペット税ですね

その税金を資源に 飼育講習会を開催 飼育を始める時に受講 終了証を得て ペットの購入
飼育開始に伴い 住居地域の機関にペットの登録を受け 登録証の発行 ペット税の開始
毎年 原付や自動車のように 納税通知を配布し 納税を促す

ペット税を納める以上 子供の保育園の様に ペットの社会化施設の充実も必要になります
地域のペット広場の整備 愛犬で言う 地域のドッグランを設け 曜日毎に 犬や猫 小動物の遊び場所を設ける事で 飼育者間の自己啓発にもなります
更に 年数回の講習会や飼育法セミナー 相談会などを 地元の獣医師や愛護センターの方に協力を願い 開催する。

こり地域毎の ペット広場は 飼育者が災害時の避難場所となる学区2〜3学区に一つは設置したいですね
この広場に平時に飼育者が集まることで子ミニティーが生まれ 災害時の避難所運営において 飼育者間の協力が得られます
また 災害時において 同行避難や同伴避難の設営が完了するまでの一時避難場所にもなります

更に 地域のペット広場の啓蒙活動や 地域の獣医師の協力等も得て 地域のペット同行避難を考える会等が自主的に生まれれば 地域や自治体に働きかけ 学校避難所内にペット同伴可能な部屋の確保 少子化で空いた教室の一部を活用する案 公民館などを活用する案など 他府県での前例もあり 可能と思われます
また 企業等の協力も得られれば 配送センターや大型倉庫を 災害時の同伴避難所に協定を結ぶことも可能と思われます。

今すぐ・・・・は無理ですが 計画を立て数年の計画で進めれば 不可能な方法とは思えないのですが

追記

この計画を実行する事で 安易なペットの販売も 安易な飼育ペットの購入者も減ると思います
現在問題になっている 飼育放棄 小動物の自然に返す不法放棄投棄も減ると思います
飼育者の意識が向上し 本当にペット達と共生を願う 飼育者に淘汰されると思います。 

是非とも 日本国内で第一例の ペットと共生 ペットに優しい愛知県を目指して欲しいものです

次回は 世界のペット事情はです
posted by seikenjyuku at 00:00| Comment(0) | essai エッセイ
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: