2022年09月06日

大規模災害 愛犬をどう守りますか Vol-3

前回の記事では 災害時は基本、ペット同行避難 で大規模災害時避難所に同行避難者が殺到したらどうなる・・・修羅場になるのでは・・とお話ししました。

現在 概ねの自治体は愛知県や一宮市と同様の対策 災害マニアルが多いですが 一部の地域では 積極的に具体的に対策をされている地域もあります。

それらは次の様な懸念から 地元の団体や自治体が働きかけ 自治体と提携や協定を結び 活動をされています。
その問題とは・・・

先に書いた通り 大規模災害では多くの飼育者が溢れパニックに成ることを懸念し あえて避難所を避けて 自主避難をされる方が増えるのではないかと言うことです
テントやマイカーを使い自主避難は 色々なトラブルや二次災害が心配されます
飼育者に限らず 避難所の雑居生活を退避し テントやマイカーによる自主避難者も昨今のキャンプブームで増えるのではと予測がされます。

主に 自主避難の場所は 公園や広場 大型ショッピングモールや施設の駐車場が予測されます そこは公的避難場所ではなく 必然とルールやマナーは無く 無秩序な場所となり 非飼育者と飼育者とのトラブルも多発するでしょう
追われた飼育者は 孤立し公的避難場所から離れた場所を余儀なくされ 避難物資・情報も得られない孤独避難を余儀なくされます
隔たれた環境で狭い空間での避難生活による エコノミー症候群が発症 時には死に至ることも・・・

そんな事から 有志が集まり団体を結成 市や自治体と話し合ったり 協定を結び対策を検討されています。

古くは東京都の新宿区の対策です 新宿区は動物愛護センターの所長が主になり 対策を検討されてきました
新宿区には 具体的な 学校避難所ペット救護マニアルが存在します
この働きかけから 東京23区では積極的に対策をされています。

また 多くの市でも 同行非難について 明確なルールや対策をされている自治体も増えています


神奈川県では民間の団体が活動され 特定非営利活動法人 防災総合ペット育成協会を設立 主に小田原市を拠点に活動されています。

さらに 同行避難ではなく同伴避難を積極的に取り組んでいる自治体も増えてきました

北九州市では 同伴避難が可能な専用避難所を試行的に設置し、その効果を検証する取り組みを行っています

尾道市では ペット同伴可能な施設を設置しています 

福島市では 令和3年9月1日から、ペット同伴避難所を開設しています

熊本市でも ペット同伴避難所に水前寺競技場を開設とニュースにもなりました

新潟県では 同行避難ではありますが 同行避難可能避難所を一覧で明記しています
更に 新潟動物ネットワーク(NDN)では 同伴避難可能な施設なども 案内しています

少しづつではありますが 多くの県や市で 同行避難可能な避難所の明記や 同行避難不可の施設を明確に分けて 案内をしています

残念ですが・・・・この愛知県では まだまだ遠い未来のようです・・・

次回に続く 理想の在り方・・・
posted by seikenjyuku at 00:00| Comment(0) | essai エッセイ
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