今回からは 危機管理 平常時の準備 についてお話をしたいと思います。
誠犬塾ブログを始める前は 腕白おやじの・・つぶやき で色々と書いてきました
以前にも書いています 「Vol-9 平常時の準備をしていますか」 と言う記事です
時間の許す時にでも読んで下さいね〜
愛犬の為の危機管理とは 平常時の準備とは・・・
若しもの時の準備ですね 東北震災の教訓から再確認です
若しもの時とは・・色々と想定が出来ます
1.ご家族に何か有り 数日家を留守にする 愛犬を同伴できない場合
2.家族が病気 感染症や食中毒 事故の場合も・・全員が入院を余儀なくされた時
3.地震や津波など 災害時
4.原子力発電所の事故
過去にも 関西兵庫の震災 新潟の震災 ともに大地震ででした 更に東北は 地震+津波+原子力発電所の事故が重なり 過去に無い災害と成りましたね
関西、新潟震災では 愛犬との同行避難が想定されておらず 被災者の愛犬かは
愛犬と共に避難所に行きましたが 周囲の理解を得られず 愛犬と車での避難生活を余儀なくされました
この関西、新潟震災を教訓に 避難所での愛犬と避難を受け入れるよう 指導がされました
しかし それは愛犬の為と言うより 避難所に入れない事から 車での生活から エコノミー症候群で亡くなられた方が多かった事 人命救助の観点からでした。
しかし 東北震災では 震災に加え 津波被害が甚大で 人命優先から 愛犬の救護は二の次とされてしまいました
更に 原子力発電所の事故により 街中避難となり 愛犬は自宅にと指示をされ 人の身だけでの避難を余儀なくされました
結果 津波で飼い主を亡くした飼い犬 原発事故避難で自宅に取り残された 又は 放置された 愛犬が莫大な数と成り 社会問題にも成りました。
この教訓から 発せられたのが 災害時におけるペット保護救護ガイドライン が環境相から 全自治体に通達がされました。
このガイドラインは 基本 災害時にはペット同伴避難 と言う物です
判り易く言えば 災害時 ペットを放棄したり、家に残さず 必ず連れて避難して下さい と言う事です。
ペット全般ですから 犬や猫に限らず りす うさぎ 鳥 更には 爬虫類も含める ペットの全てです
これらの事を 飼い主の責任 義務とする為 動物愛護法で「生涯飼育の義務」が方に加えられました
ペットを放置、放棄すると 罰則が科される と言う事です
では 同伴避難が基本とすると言う事は 避難所に必ず 一緒に入れるか・・・と言うとそうでは有りません
ここが大切な部分 あくまでも 「同行避難」 であり 「同伴避難」 では有りません
避難所まで同行して 避難所内では無く 避難所は概ね 小中学校なので 校庭や渡廊下に係留 又はクレートやケージに入れて 飼い主の責任で保護をして下さい と言う事です。
従って 愛犬と一緒に体育館などの避難所建物の中で 避難生活が出来る事は 殆ど有りません
ほんの少数の自治体では 地域のボラさん 獣医師 ペットショップとの協力で 同伴避難可能な 避難所が設けられている所もあります
平常時の準備 先ず一は 地域の避難所の受け入れ体制を確認しておく事です 同行避難のみなのか 指定の場所は同伴避難が可能なのかを 調べておく事です
若し 避難所での生活をするさい ガイドラインでは 平常時の準備として 愛犬の社会化 しつけ を十分にしておく事・・・と有ります
人に吠えない 排泄排尿は決まった場所 勿論 誰に対しても威嚇や噛み付きをさせない しないように しつけておく事 と成っています
この域は どの程度の事でしょうか・・・・
当然 動物が嫌いな人も避難所には必ず居ますから 更に 自己管理の出来ない 幼少の子供さんも間違いなく居ます。
ガイドラインは 同伴避難を呼びかけていますが その為の平常時の準備のハードルはかなり高いものです
更に 避難所の運営は 地域の自治体管轄で 実際に運営するのは 地域住民 町内会長や防災委員の一般の方です 愛犬に対する理解度は・・・・・
災害時は 愛犬と同行避難し 避難所に入所の手続き 愛犬が居る事を伝えるのみで 避難所での生活は 粗 無理 と言うのが現実です。
(避難所の入所手続きと 愛犬の届け出は 必ずして下さい 避難物資や情報が得られなくなります)
自助 しか道は無いと言う事です
自助とは 自分の身は自分で守る と言う事ですね
次回は 自助に付いて お話します。
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