2017年10月02日

今と昔 Vol-8 意識

前回は 犬との係わりとして 海外と日本の違いを書きました
人と犬との関わりの歴史が物語るように 生活に溶け込んでいる欧米に対し 近年に成って 愛玩犬として定着してきた 日本では 関わり方以前に意識が違いますね

平成22年9月に内閣府において 動物愛護に関する世論調査がなされ 調査結果を 内閣府のホームページ 自然環境省のホームページで 公表されています。
時間のある時に見て頂ければと思います 以下調査票と集計概要です。

別添2:単純集計結果つき調査票  [PDF 328 KB]
http://www.env.go.jp/press/files/jp/16452.pdf

別添1:調査結果の概要  [PDF 437 KB]
http://www.env.go.jp/press/files/jp/16451.pdf

平成15年にも調査がされ 22年に再調査された事に成ります。

調査結果では 動物が好き と言う方は 全体の72.5% 嫌いは 25% 
実際に飼っている人は 34.7% 飼っていないは 65.3% でその半数以上が わんちゃん です

全体を100とし 好きな人が72 その内飼育者は 24 半数の12が わんちゃんの飼育者となります
従って 国民の12%の人が飼育者と成ります。

その内 迷子札を付けている人は 33% また避妊虚勢をされている方は 30% です 更に 飼えなくなったら 新しい飼い主を探すが 60% その他は愛護センター 保健所 放棄になります
もっと更に 処分法で殺処分を必要とする人が半数 必要ないという方は 30% 

見て解るように 迷子札を付けている 虚勢避妊をしている 殺処分不要と言う方は 全体の30%に過ぎないのです

これが 現在の ワンちゃんに対する意識なのです 全国民の7割が 動物が好きで 実際飼われている方はその3割で 迷子札、虚勢避妊、殺処分否定者は 更にその3割 全体に換算すると たったの約4%と言う事に成ります。

実際の数とは異なると思いますが 単純計算すると こう言う数字に成ります それ程 意識が低いと言う事ですね

これが 愛犬に対する 関わり方に如実に出ていると言っても過言では無いと思います

名札を付けていない 虚勢避妊をしていない方が7割もいると言う事は どう言う事か・・・・
若し 迷子に成ったら 若し 災害時愛犬が失踪したら・・・東北震災 原発事故の時に その結果が実際に起きました 徘徊する犬が自然繁殖し沢山の 飼育者不在犬がでました。
この事から 生まれたのが 災害時におけるペットの保護救済ガイドライン 生涯飼育の義務 災害時は同行避難です。

前回 前々回から色々と ばやいていますが リスク管理 現状満足 我が子・・・・って何????

確かに このブログを読まれる方は勿論 Facebookで交流されている方は 多かれ少なかれ 愛犬の為に色々とされていると思いますが こう言う交流をされていない方は どうなんでしょうか 疑問ですね

そして 交流されている 自称愛犬家 我が子のように可愛がられている方にも 名札を付けていない方が多い

危機管理 リスク管理されていると言えど 問題行動を問題と思わず 破壊も可愛いから ガウガウも楽しいエピソード・・・

矛盾を感じますね

愛犬と向き合い 沢山 愛犬に話しかけ 育犬をして欲しいものです

と言っても 大多数は こう言う情報も目に留まらない・・・・伝える術が無いから
   
これが 日本の 愛犬に対する意識ですね・・・・悲しいかな

参考サイト

現代のペット事情 - 国民生活センター


ペットとの終の棲家 - 第一生命 (Adobe PDF)

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posted by seikenjyuku at 00:00| Comment(0) | essai エッセイ
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