2017年08月19日

会話としつけ

しつけ・・・に付いては幾度となく書いています

「しつけ」とは元々 仏教用語で 習慣性を意味する「じっけ(習気)」が語源です
この「じっけ」日々の習慣から 日常的な物事を習慣的に覚える事から 一般に広まり しつけ と言う単語として定着した

その要因に 同語として しつけ 仕付け 裁縫の仕付け 田畑の仕付けなど 準備という意味の仕付けと混同されたとも言われている様です

躾 は歴史的には新しい言葉で 武家での身成 作法 礼儀などを学ぶ事から 身を美しくと書いて 仕付けと言う

人の子の教育で考えてみましょう

幼少期は いわゆる生活習慣を学ぶ 保育園や小学校の低学年は この部類 じっけ「習気」になると思います。
学ぶ様式では強要はしませんよね 言って聞かせて やってみて 興味を持たせ やらせてみて 褒める と言う会話様式の教育になります。

小学校の高学年から中学では 将来の為の基礎学習をします 仕付けの部類ですね 義務教育とも言われますよね
様式は これだけは覚えなさい 学習しなさい的などちらかと言うと強要に近い形になります  

高校になると 応用学習 若しくは専門の勉強をしますよね 大学生になると 更に専門科目専攻になります躾の部類かな
やる気のある者が専門の先生に着いて学ぶと言う感じでしょうか

これらを愛犬に置き換えるとどうでしょうか

以前にも書きましたが ワンちゃんの月例期で2歳が 人で言う20〜25歳と換算すると
ワンちゃんの生後3か月で 人で言う3歳 歯の生え変わる7か月前後は 7歳前後 10ヶ月で 10歳 12ヶ月で 12歳位になります 18ヶ月で 18〜20歳 24ヶ月で 24歳位になります

盲導犬や警察犬は 1歳から訓練をするのが一般的と考えると 人の子で言えば 高校生の年齢から訓練をすることになりますよね
従って 1歳までは 訓練的な手法より 習慣付けで色々な事を覚えさせるのが望ましいのです

人の子 幼児や小学校の低学年の子に こっちへ来い 座れ 待て・・・等と命令口調で言いますか? 言いませんよね
 
ワンちゃんでも 幼少期に コマンドで物事を教えるのは 教え方次第ですが 時に そのコマンド自体が怖いと感じる場合もあります。
更に なかなか出来ないからと ダメ あ〜もう・・とパパやママが不快な顔をする 結果 褒めるより 叱る 不快が多くなり 愛犬にとって 嫌な事に成り兼ねないのです。

幼少期は 言って聞かせて(誘導) やって見せて(興味を持たせる)やらせてみて(行為+その行為は何か伝える)そして 褒める

この一連の流れは ずっと愛犬を見ながら続け 出来た瞬間に 出来た良い子ねと褒めています
満面の笑みで 褒めるタイミングで 褒めています

おやつ(トリーツ)を使うと 出来る前に おやつの予告が入り やる行為よりもおやつに意識が向きます 
時として 待つ行為には褒めは無く おやつは待たずにもらえる・・と言う別物の 悪循環に嵌ります

子供の母親は 0歳〜就学時期までの7年位まで 子供に根気良く付き合い 何時も笑顔で 優しく
幼少期には おやつでつる おやつでやらせる 事は殆どしていない筈ですよね
幸い わんちゃんは その期間たったの1年足らずですからね 容易に出来る筈です。

1歳位までは 色々な事を言葉で伝え それは何か教え 沢山褒める(言葉とスキンシップで) もちろん笑顔でね 

そして 次の段階 1つの行為の持続です

待て・・・・どれだけ待てるかな・・・
言葉と笑顔で学んだ子は おやつが無くても 待ってて〜と笑顔で愛犬を見続ければ ずっとその行為を維持するはずです
何故なら ママの笑顔 そして その後のママの嬉しい声 沢山触って褒めてくれるのが一番のご褒美だからです。

これが出来れば アジリティーであれ ドッグスポーツ ちょっとした芸程度ならできます
これを 更に訓練する時 初めて ご褒美の黄幡振る舞いとして おやつの効果かで出ます

愛犬と沢山会話をしてください 会話を楽しんでください

追記

家の子もう1歳過ぎている・・もう3歳と言われるかな
大丈夫です わんちゃんの知能は2歳児 永遠の2歳児ですから 
例え2歳でも パピー教育しつけ 習慣から 言って聞かせて やってみせて やらせてみて 褒めてやる を根気よく続ければ 言葉を認識します
それから もう一度 仕付け コマンドを使えば コマンドの意図が十分に伝わり 出来るようになります

我が家の ハリー君も バロン君も 1歳半で里子として 我が家に来ました
ちゃんと出来るようになりましたよ お試しください

  

 
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posted by seikenjyuku at 11:05| Comment(0) | essai エッセイ
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