2019年01月15日

愛犬が良い子に成る秘訣を教えます Vol-5

今回で最終回です
愛犬を良い子にする秘訣は 愛犬の本能を活かす事に有るとお話してきました
今回が最終章です 少し長くなります 2話にすれば良いのですが書ききりました (笑)

愛犬の本能を活かす方法として大切な事が @年齢期に合った育犬 A叱るのではなく正す B 子は親を視て育つ です
以前にもお話した事です もう一度読んでみて下さいね

どんな動物も生後5〜6ヶ月頃までは 世話をしてくれる者 動物であれ人であれ 親として認識をします
それを最も認識するのは 目が見えるようになり色の認識が出来る様に成った頃と言われています。
この時期までに 如何に親に成りきるかで この先が随分異なります。

例えば 親犬はこの時期までは 幼犬の排泄排尿は 巣の中でさせ 親犬が黙って処理をします
トイレトレーニングも この本能を活かせば 容易にできる筈です。
ここで 失敗を叱れば・・・・覚えなくなります そもそも失敗では無いのですから
正しい場所 寝床ではなく 近くの場所を根気良く教える 叱るのではなく 正す事です。

歯が生え変わった時期 生後6〜7ヶ月頃から 生活習慣を教えます 
この時期は特に 自己判断が未だ出来ないので 親犬の真似をして覚える時期です
やはり 親犬に成りきり 言って聞かせ やって見せ やらせてみて 誉める です
しかも 自己判断が不十分なので 叱るのではなく 正すです。

ここを間違うと しつけ 生活習慣をなかなか覚えない・・と言う事に成りますが
覚えを悪くしているのは 教えていない親と言う事なので 飼い主さんパパやママの責任なのです
なのに・・・叱るから 余計に覚えなくなりますよね

また この時期は 人見知り時期 人間に対しても他の犬や動物に対しても 警戒心が強くなります
自己判断も不十分なので 判断基準は・・・・親の態度 様子を視て判断していますから 手本に成らないと 警戒心が更に強くなり 吠えが始まります

1歳生後12ヶ月までに 正しい判断を常に見せ 言って聞かせ やって見せて やらせてみて 誉めるを続ければ 所謂 アイコンタクト が明確に出来る様に成ります。

アイコンタクトとは 親犬や先輩犬 群れのリーダーの一挙手一投足視て判断する為 こちらを見て 指示を仰ぐ行為です。




 

これが出来れば 何でも出来る様に成ります。

盲導犬の訓練は1歳に成ってから 1歳未満は普通の家庭に預けられますよね パピーウォーカーでこれを学ぶ為です。

ドッグスポーツも同じで 1歳未満から始めるより 1歳に成るまでに アイコンタクト パパやママの指示を仰ぐ習慣を付けてから始めるほうが効果てきです。

アイコンタクト 指示を仰ぐ習慣が有れば 一緒に走れば必ず付いて来ます
ハードルやその他の障害も 指示を出せば 飛んだり 登ったりします 何故なら 離れないから 近くを進む為に 障害を越えます。
そうです 「おやつ」や「興味のある物」を見せて追わなくても 一緒に走れば 指示を出せば 障害を越えますからね

稀に ドッグトレナーが しつけ訓練に役に立つと言って オーディエンスやアジリティーを勧めますが 大きな間違いです。
所謂 調教(イルカに餌を目的に芸をさせる)と同じです ご褒美 おやつを目的に 何かをする方法ですからね
警察犬や盲導犬としての訓練は 間違い勘違いさせないように確実に教える為の一つの方法として「おやつ」トリーツ訓練をしますが それは幾つかある手法の一部です。

ワーキングドッグ、狩猟犬と違い 家庭犬には確実性を求められない 多少曖昧でも パパやママの指示を仰げれば問題ない手すよね 調教訓練は必要が無い事と思います

現に 私の子達は 何も訓練を受けていません(上の写真は私と家の子です)が アジリティーもある程度(特に練習していないので競技は無理ですが 障害を越える程度)出来ます 勿論「おやつ」も「興味のある物」も不要です。

ここまで読んで あ〜手遅れか・・・しまったな あの頃にやっていれば・・と思いの貴方 大丈夫です

愛犬の知能は 人の子の2歳児程度と言われています そう 永遠の二歳児なのです
ですから 今からでも出来ますよ ちょっと時間はかかりますが 本能を活かし 正しい事を上塗りして 認識させる
更に 何事も真似て学習するから パパやママがもう一度 初心に戻り 親犬に成りきり 言って聞かせて やって見せて やらせてみて 誉める そうすれば出来ますよ

そして ある程度出来るお友達ワンちゃんと一緒に遊びながら ルールやマナーを学ばせる事です
群れのルールの無い ドッグランや公園では難しいでしょう 管理され十分に社会化とルールマナーを持つ先住犬の居る場所で 遊ばせれば 自然と学習します。

一例ですが 1人のママだけで こんなに多くの子を育てているケースも有ります



 

先住のテラス、トモス、ソル お兄ちゃんお姉ちゃんが 下の子達に全てを教えています。

人間社会も 昔は大家族 沢山の兄弟が居ました 兄や姉が弟妹達に生活のルールやマナーを教えていたように
現代は 一人っ子 少子家庭が多い 愛犬も同様 一人っ子に成っています
生活習慣のルールやマナー 社会化を十分に持つ お友達ワンちゃんと遊ばせる事 人で言えば 保育園、幼稚園 児童館に通うような事です。

愛犬はパパやママを見て居ますよ パパやママが社会性の無い事をすれば 真似ますよ
あの人嫌い 苦手・・と思えば 同じ行動(吠えたり威嚇したり)をとります 愛犬は自分の鏡ですよ

愛犬を良い子にする秘訣とは 
1.愛犬の本能「先代から受け継いだ人と暮らす術」を活かす
2.常に 言って聞かせて やって見せて やらせてみて 誉める
3.間違った事 失敗を叱らず「あれ違うよ」「どうするんだっけ」・・と正す 考えさす
4.先輩犬が沢山居る場所で遊ばせ 楽しく生活習慣のルールとマナー 社会性を学ばせる
5.パパやままは何時も笑顔で 色々な人と接する 良い見本に成る事です。

愛犬を良い子にする秘訣でした 最後まで読んで頂き有難うございました。
10数年 愛犬と関わり 多くの犬達と接し得た結論です 是非参考にして頂ければと思います。 


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posted by seikenjyuku at 00:00| Comment(0) | essai エッセイ