彼らが 祖先から受け継いできた 人と暮らす術 本能を上手く引き出す 活かす方法です。
人と犬が共生してきた歳月は1万年以上の歴史があります。
その長い歴史が続いたのは 人にも犬達にも 祖先から受け継いだ 遺伝子が自然にお互いの関係を創り 共生して来たと私は思うのです。
犬を嫌う人は 祖先か前世で 犬(動物)との関わりで 嫌な思いをしたから その遺伝子がそうさせている・・・
と言う事は 逆に 愛犬と暮らしたいと思うのは 祖先か前世で 犬と楽しい生活をして来たと言う 遺伝子が 本能として活かされいるからと思うのです。
しかし 現代は昔のように 犬を生活して行く為に 狩猟や牧羊など仕事としてのパートナーにする必要が無いから 本来持っている 犬との暮らし方 術に気付かない人が多いと言う事です 残念ですよね
今回は残念な事に触れてみたいと思います、少し長くなりますよ・・・(笑)
一番身近な事で 例えば 散歩・・・・
パパやママが気分転換に散歩に行くよ 愛犬にお供しなさい 一緒に行こう・・・と指示を出し
散歩中も 愛犬に話しかけたり 歌を歌ったり 楽しくスキップしたり・・・
楽しそうな姿勢で散歩に出れば 散歩の主はママやパパであり 愛犬はお供なので 楽しく一緒に歩くはずです
しかし 何の指示も示せず 愛犬に参歩させよう(飼育義務的)それに付き合う訳ですから 愛犬は自己判断をして 右往左往 クンクン臭いをかぎ 先に先にと・・・結果 飼い主さんは引かれるがままと成ります。
ある程度 主従関係が出来ていると 愛犬は本能で パパやママの擁護をしたり 外敵から守ろうとしたり 周りを監視したり・・となり 気分転換にならず ストレスが溜まるだけと成ります
・・残念な事です。
例えば 留守番
仕事や諸用で出かける 愛犬は連れて行けない そんな時 貴方は愛犬にどう対応しますか
@ ご免ね 連れて行けないの お家で留守番してね・・・家においてゆく事を 可哀想と思う
A 出かけるから 留守番をしてね 貴方は家を守ってね・・と指示を出す
@は どうして置いて行くんだよ 僕も連れて行ってよ・・・に成りますよね
Aは はぁ〜い ちゃんとお家を守っているね〜・・・・でも 帰ったらご褒美ちょうだいね〜となります
飼い主は留守にする 僕は家の番をする ・・・留守番と言うお仕事と認識すれば 目的が有り有意義と成ります
単に 家で待たせるでは 退屈なので 独り遊び 結果 悪戯をして叱られる・・・残念ですよね
例えば 2話で話した ドックスポーツの場合
アジリティーは 障害を越え Aフレームを登り トンネルを抜け・・狩猟と似た行動に成りますよね
飼い主愛犬が一緒に 野山を走り 獲物を追う感覚で 一緒に楽しめば 必然と愛犬も走り回ります。
あくまでも 愛犬は飼い主さんのお供であったり 補佐 パートナーに成るからね 好い関係つくりが出来ます
しかし ドッグスポーツだからと 基本愛犬だけにさせて自分は指示を出す 動かない・・・
コースを教える為に 進路の先に「おやつ」を追わず・・・おやつを貰えるから其処まで行く 「おやつ」が目的に成ってしまいます。
前者は 狩猟の練習をイメージした形となり 目的は飼い主の補佐を勤めるに成ります
後者は 餌で吊り 芸を教えるのと同じで 目的はおやつ
残念ですよね
基礎練習で ご褒美を使うのも良いのですが ゴールしてからでないと意味が有りません
例えば スタート⇒ 障害 ⇒ ゴール と設定し ゴールは固定し 障害の数を少しづつ増やしてゆく
ご褒美は必ずコールしてからにすれば 目的はゴールに辿り着く事 ご褒美はその副産物に成ります。
更にご褒美は「おやつ」とは限りません 沢山誉める事も ボディータッチもご褒美に成ります。
そして ある程度の練習が出来たら 休憩をして 一緒に 水を飲んだり おやつを食すれば 良いですよね
昔は 今のように物質的に恵まれていなかったので 頻繁に「おやつ」を与える事は無かった筈です。
日常や猟の練習時のご褒美は 誉める言葉とスキンシップが主で 稀に 飼い主が袋に持ち歩いていた 非常食(乾燥肉)をちぎって与える事でした。
狩猟に出て 上手く獲物が捕えられれば 帰宅後 家族と一緒に食べる肉 その粗、臓物が 最高のご馳走ご褒美だった筈です。
しかし現在は 結果を焦り 短時間で障害を越えさせる手法として おやつで吊る・・と言う手法を乱用してしまう
これでは 水族館でイルカに芸を教えるのと同じです 生活の一部には成りません ・・・残念な事をしています。
愛犬の玩具を与えると 直ぐに壊すのもそうです
愛犬の玩具として与えるのではなく パパやママの大切な物を貸し与え遊ばせる 終わったら返す
狩猟の獲物は 捕えても自ら食べてしまっては意味が有りません 捕獲するだけで 飼い主に渡し 後で一部をご褒美として貰う物ですよね
残念な事はまだまだ沢山有ります 話した続けたら 何時までも続きます
本当に残念です・・・・
彼らの 受け継いだ本能 人と暮らす術を引き出していない 活かしていない事は・・・・
次回は最終回 年齢期に合った しつけ 生活習慣として覚える事に付いて書きたいと思います。
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