2018年03月20日

危機管理 平常時の準備 Vol-3

一話では 災害時におけるペットの保護救護のガイドライン 同行避難に付いてお話しました。
2話目では 同行避難と有りますが 施設で一緒に避難生活 同伴避難は 難しい事から 自助法に付いてお話しました。

危機管理と言う点では 大規模災害だけでは有りませんよね 
小規模の地震でも 扉が外れたり 窓ガラスが割れたり 振動で驚いた愛犬が 外に飛び出す事もあるでしょう

前回お話した様に パパやママが慶弔事で留守 病気や事故で入院 ご家族全員が何らかのトラブルになり・・・その時 愛犬はどうなる どうしよう・・と言う事もそうです
愛犬を親戚や 知人友人に数日間 預ける先が有るか 更に預けられるか・・と言う点もそうです

色々な事が想定されます 危機管理とは 色々な状況を想定し 多面から考えその対処法を考えておく事で 若しもの時 焦らず対処が出来るようにしておく事を言います。

それらの準備が 平常時の準備です

ここまでのお話では 主にパパやママが 危機管理や平常時の準備をしておけば 安心・・・と思いますよね
パパやママが準備しておく事は 当然の事であり 親としての責任 義務でしょう

しかし 愛犬が何かに怯え 家から飛び出してしまった パパやママの都合で留守に成る 預けなくては成らない 災害時避難所生活を余儀なくされる 避難所に入れず狭い仮住まい 他の場所での生活 他の場所に預けられる・・・・などなど・・

これらは 愛犬に取っては かなりのストレスに成る事でしょう
その為にも 愛犬の社会化や 環境訓練 は本当の意味で 愛犬を守る大切な一要因である事を忘れてはいけません。

愛犬には帰巣本能は有りませんが 地形図を頭に描く事は可能です
日頃の散歩で 家と散歩コースの位置関係 目印(例えば 排泄排尿の場所・おやつがもらえる場所・ボール遊びをする場所)を 条件を付けて覚えさせておく事で 家の近くであれば 戻ってこれるようにしておく

日常の留守には 係り付けの獣医 ペットホテルでの預かりも可能ですが 
突然の出来事 長期に渡る 大きな災害時はそう言った施設は 預かりが頼めない場合が有ります
親戚や知人友人宅に預けなくては成らない場合も想定しておくと良いと思います。

不慣れた場所では安心が出来ないので 特に愛犬が 分離不安を持っていると 預け先からの逃走も考えられます

特に何も無い平常時に 親戚や知人友人宅で遊んだり 泊まったり お子さんでも お爺ちゃんの家 親戚の叔父叔母の家 時には 仲の良い同級生のお宅に泊めて頂いたり と言う経験が役に立ちますよね

パパやママが居なくても お爺ちゃん 親戚叔父さん叔母さん 仲良しの友達の叔父さん 所なら安心 と言う経験をさせておく事も大切と思います
また 知らない人達が居る場所でも 顔見知りの人が居れば 不安には成らない・・・
愛犬にも 色々な環境体験をさせておく事は やはり若しもの為の準備に成ります

愛犬に 日頃の環境体験、訓練で 色々な状況でも 対応が出来る様に慣れさせておく事は ストレスの軽減と成ります

沢山のワンちゃんや人が居る環境でも 平常心で居られる ママやパパの指示に従える 我慢が出来る そう言う練習のことを 一般には 社会化 環境訓練と言います

色々なワンちゃんや 人と遊ぶ経験が多ければ 色々な想定を考え 色々な体験をさせる事で 訓練ではなく 自然に馴れさせる事が良いと思います

私は 年に一回 毎年 腕白Boot Camp と言う催し物を開催しています
何時もとは違う場所 でも 以前来た事のある場所 何時もドッグランで遊んでいる ワンちゃんや人が居る場所で ご飯を食べたり 一緒に遊んだり 同じ場所で寝たり・・・と言う 経験を楽しく体験させる為の 催し物です

そうです 避難所生活の疑似体験です 環境訓練にもなります また パパやママにとっても 危機管理 平常時の準備に成ります    

このような機会に 積極的に参加したり 親戚の家に遊びに行ったり泊まったり 仲の良い知人宅でお泊り 時には 愛犬をお互いに預かったりする事で 沢山の体験をする事で
 
パパやママ自信も気持ちに余裕が持てるようになります また愛犬の心の幅を広げる事ができます。

危機管理 平常時の準備 物質的な準備だけではなく 心の準備として 愛犬の社会化 環境訓練 も大切ですね

若しもの為に 日頃から 楽しく色々な経験を愛犬と共にしておきましょう 

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posted by seikenjyuku at 22:00| Comment(0) | essai エッセイ