2017年10月01日

今と昔 Vol-7 犬との係わり

前回 欧米と日本の 人と犬の歴史な面で検証してみました

現在 50代以上(昭和35年以前)の人は 記憶が有ると思います
昔は 柴犬の雑種を拾ってきて 残り物のご飯に味噌汁をかけて 与えていた
どの家庭も 玄関先に鎖で繋ぎ 番犬だった
勿論 ドッグランも無かった ドックカフェ聞いた事も無い・・・・でしょう

終戦後 高度成長期 昭和30年頃から 西洋犬はお金持ちのステイタスのように 大きな庭で飼われていました
庶民は 野良犬の雑種が普通で ペットショップも大都会 高級住宅近隣のみにあり ペット用品は昔ながらの 鳥や金魚を扱う店で 首輪やリード ご飯ようのボール 位でしたね。

今の様な 家庭犬は 昭和55〜60年前頃から始まったと言えます
世間はバブル時期に向かい 生活環境が良くなってきた頃です そしてバブル時期には 最大のペットブームに成りました。

バブルが弾け 玩具のように取り扱いされた ペットは 飼育困難 飼育放棄され 数多くが殺処分されてきました

平成になり 購買意欲が減少したペット業界は 大型ペットショップを展開し 拡張をしてきました
ペットブームの頃の犬は 12〜15年生きるので バブル崩壊後 数は減ったものの それでも沢山の飼育数です 更に イベントや催し物 施設の拡充で 飼育数は増え続けました。

飼育放棄 殺処分が取りざたされ 保護活動が活発となり 殺処分が減り 全国の登録数が 平成15年頃から 就学前の幼児の数に迫る勢いでした
世間では 少子化が進み 近年では 就学前児童数に追いついた状態です。

日本で言う家庭犬の歴史は 半世紀 50年足らずです。

わんちゃんの数に対し 飼育者の意識が付いて来れない状態ともいえます。

現在は 昭和40年ごろと同様の 外飼育も多いと思います
反して 愛犬保護が騒がれ 過剰な飼育環境を唱える方も増えてきました
更には 家庭犬が 家の子に・・・

飼育に関する意識は 更に差が付き 混迷の時代ともいえます

それには 確か足る 飼育法のマニアルが日本には存在し無い事(一応 JKCの飼育管理士の教材としてはありますが 一般的に出回るものとしては皆無に等しい)
しつけの訓練士 トレナーの大多数が 警察犬の訓練法が基本である事 しつけ本もやはり それに準じているものが多いです。
更には 行政 国が全く係わらない 狂犬病予防に厚生省 動物保護に自然環境省が 取り組んでいるだけ
いわゆる 生活 犬育 に関しての行政機関は無いですね・・・

諸外国のように 飼育希望者は講習を受けて 終了した者のみ 飼育か許可される ようにするか
生活 教育に関する行政機関が 取り組むべきことと思います 
 


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posted by seikenjyuku at 00:00| Comment(0) | essai エッセイ