2016年09月02日

子供とわんちゃんの関係

今日は愛犬と飼い主(人)の中でも 子供さんとの関係に付いて少し触れてみます。

「私は愛犬になめられている」・・と言う言葉を良く耳にします 

それはあり得ない事です 

何故なら 二本足で歩き 言葉を発し 犬にはできない事をする 手を使い(犬は手が使えないので口で物を運びます)そして 更に ご飯をくれる有り難い動物(人)ですから 

犬は 自分が犬(四足動物)で 飼い主は偉い人(二足歩行動物)と本能的に認識しています
 
以前にも書きましたが 人と犬の共生の歴史から 犬が人に対する意識 尊敬感は 遺伝DNAに組み込まれていると言っても過言では有りません

では 何故 言う事を聞かない なめられているように感じるのか
 
それは 飼い主さんの行動に一貫性が無い 又は 感情の変化が多いと言うのが一番の理由なのです

昔 ワーキングドッグ(狩猟、牧羊その他)だった頃 飼い主(ボス・リーダー)は 的確な指示をし作業をさせていました 
その指示は毎回一貫性のある物で 指示には妥協が許されず 確実に役割をこなす事を要求されました

そして 作業が終了すると 仕事の報酬としてご飯が与えられた 更には 自由な時間が与えられたり 飼い主と遊んだり 甘えたりとスキンシップの時間が与えられたのです 

しかし 現在の家庭犬には 明確な仕事がなく 常に 同じ目線 位置にいる事が多い(抱いたり 一緒に寝たり ソファーで一緒に座ったり コマンドを使わずボールを投げたり 言い出したらキリが有りません )から 同等ではないけれど 群れて言う 位置付けでは 近い存在に成っていると言えるのです

上記の事から 家庭と言う小さな群れの構成は以下のようになります
群れの形=@ボス・Aリーダー・B先輩・C仲間・D後輩・E子供

@ボス : 基本人で男性の年長者 家長 主で 威厳、毅然とする姿勢のある人 女性でもなれますが 犬はこの位置にはなりません 
A リーダー : 男性女性で老人 引退したボス 女性の年長者 若い男性 年長の犬 条件として 世話をしてくれる人や犬
B 先輩 : 3歳以上の知恵を持つ人 4歳以上の犬)
C 仲間 : 一緒に住んでいる犬
D 後輩 : 知恵が2歳未満の人 生後1〜2年以内の犬)
E 子供 : 生後1年未満の人 犬

若干 こじ付け的な部分も有りますが 解り易く表現すると こんな感じになります。

さて 「自分はなめられている・・」と感じる方は どの位置に成っていると思われますか

少なくとも @には成れていないと言う事です 
ではAのリーダー? この条件には幅が広い ボスの次と言う位置から 世話をしてくれる優しい存在 甘えられる存在と色々な位置づけが存在します

Bの先輩? この条件には年長者は本来含まれません しかし 親から早く引き離された犬は 群れの中の雌や女性に 母親や兄姉犬を擬似的に感じたりします

あはは 私は若い雌 若い女性と見られているから 甘えているんだ・・と 喜ばれた方は居ませんか(笑)

飼い主さんのパパやママさんに付いては こんな感じですから 自分の位置付けに対して 愛犬がどう関わっているかと言う事なので それは飼い主さんの思い次第ですね 

言う事を聞かない なめられている?・・に満足しているって事ですから 愛犬とゆるくを望むならそれも良いかな

では パパやママ以外のお子さんの位置づけに付いて やっと本題です(笑)

例1. 人の子供(6歳以上)と 愛犬(5歳未満)の位置付けは 人の子が先輩 愛犬が後輩成ります 更に 人の子が10歳を超えれば リーダーと言う位置づけにも成ります 

例2. 人の子供(2歳未満)と 愛犬(4歳前後)の位置付けは 愛犬が先輩で 人の子(2歳未満)は 後輩に成ります

例2.の場合 稀に 愛犬が 人の子を噛んで𠮟ると言う事が有ります 教育的指導の結果ですね 
愛犬は 手が使えないので噛んで𠮟った と言う事に成ります
何度も 嫌だ やめて 邪魔しないで と言う 注意勧告をしているにも関わらず 止めなかった事に対しての 指導と思います。

若し 対象の犬が 愛犬ではなく 知らない犬だったら 大怪我に成る場合が有ります 群れの一員 家族でない犬は我慢をしませんので 幼少の子供には注意が必要です

また 十分な社会化を体験しているワンちゃんは 他の子供 知らない子供に対しても 人と認識しているので 不要に関わって欲しくないから 吠えたり 威嚇するのです 
何か有れば𠮟られるのは 犬 自分だからですね 良く解っていますよ

犬は 飼い主さんに ボスに 自分に責任が無く叱られる事は 非常に嫌な事で 理不尽な事です
更に D後輩E子供と言う2歳未満は 2歳〜4歳の犬にとっては 明確な行動パターンが見え辛く 面倒臭い対象と成るので 好んで関りません

では 対処法は 群れの関係が解っていて 若し 親犬だったらどんな行動をしただろう と想像してみてください

母犬の行動は 下の子と 先輩犬が絡んだ場合 間違いなく 下の子を 母犬が噛んで叱り これ以上やったら 上の子に 𠮟られるよ 噛まれるよと伝えます

人間の子供は とかく お兄ちゃんなんだから と上を𠮟りますが 動物の世界では逆です 年功序列と言うのかな 弱肉強食の世界では自然ですね

注意事項 気お付けて欲しいのは 人の子でも パピー犬でも 下の子を𠮟る時 対象の犬の前で𠮟ると 一緒になって𠮟ろうとします 時には 飛びつく事もあるので 下の子を ピックアップ 他の場所に移動して 𠮟って下さい

昔のように 犬と飼い主の関係が ワーキングドックと指示者ボスの 主従関係ではなくなった 現代の愛犬に対しては 親犬に成りきる事ですね

posted by seikenjyuku at 10:59| Comment(0) | essai エッセイ